ドラえもん×現代アート!
「あなたのドラえもんをつくってください。」

国内外で活躍する28組のアーティストたちに、
こんなお願いをしました。

1970年の連載開始以来、日本中に夢を届けてきたドラえもん。
みなさんの心の中にも、思い出のドラえもんや、
いつでもそばで優しく助けてくれるドラえもんの姿が、
刻まれているのではないでしょうか。

変わりゆくこの時代の中で、
アーティストたちに「あなたのドラえもん」を
表現してもらったら、どんな世界が生まれるだろう。
何を願い、未来へ何を伝えてくれるだろう。

2002年の「THE ドラえもん展」から15年。

この展覧会のために、様々な発想や技法によって
生み出された新たな作品をお届けします。

2017年 TOKYO 六本木。
ドラえもんが、またあなたのそばに。

監修者からのメッセージ

山下裕二(美術史家・明治学院大学教授)
2002年の「THE ドラえもん展」から15年。満を持して開催される続編が、今回の「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」である。思えば、この間に日本の現代アートシーンは、大きく裾野を拡げた。前回の出品作家で、その後さらなる活躍を続ける人が再び新作を出品してくれることが嬉しい。さらに、この15年の間に目覚ましい成長を遂げた作家を選び、制作を依頼した。彼らはまさにドラえもん世代といえるだろう。国民的キャラクターと、最先端の現代アートとのコラボレーションに、多くの観客が瞠目されるにちがいない。